テレビと脳の健康被害`科学的データは乏しい
「テレビが子供の脳を壊す」という話を雑誌で読んだ。テレビを2時間以上見ると、
明らかに学力が低下、ゲーム時は、脳波が劇的に変化し、高度な精神活動をつかさどる
前頭前野という脳の部分が劣化している、というショッキングな内容だった。
実際のところ、テレビが子供の脳に及ぼす影響についての科学的なデータは乏しい。
1997年12月16日に起きた「ポケモン事件」では、けいれんを起こした子供たちの
脳波を診察した。赤と青を交互に点滅させると、全員に、光感受性発作特有の異常波が現れた。
可視光線で赤の波長は最も長く、青は短い。両極の波長が、交互に激しく点滅することで、
大脳の視覚中枢に強烈な刺激となって、発作を招いたと推測され、米国専門誌にも発表した。
光の刺激で、6歳以上の子供のうち、4%程度の子供の脳波が、過敏性を示すとされており、
赤―青の点滅は刺激が強すぎたようだ。
事件後、日本民間放送連盟とNHKは「点滅は原則1秒間に3回まで、特に赤色の点滅は慎重に」
としたが、赤―青の交互点滅には触れていない。指針の順守は各局の自主性に任され、
ビデオやテレビゲームは適用外である。
実は、1993年、イギリスでカップラーメンのテレビコマーシャルをみた3人がけいれん発作
を起こしたことがあり、当局は1秒間に3回以上の光の点滅を規制していた。
これを他山の石とすれば、ポケモン事件は未然に防げたはずである。
事件後、遮光フィルターを画面に付け、ちらつきを減らし、光過敏反応を抑制する家庭も
あるようだが、私は思い切ってテレビのスイッチを切り、読書やスポーツを楽しむことをお勧めしたい。
(飛松省三・九大教授 )
***************************************
おいしい緑茶の冷やし方
(Q)
沸かした緑茶を冷たくする場合、
〈1〉流水でさっと冷やして冷蔵庫に入れる
〈2〉放っておいてさめてから冷蔵庫に入れる
どちらがおいしいお茶になるのでしょうか。
(A)
京都府立茶業研究所(宇治市)に聞きました。
お茶の渋味成分であるカテキンは、時間とともに酸化して褐色になります。
お茶を置いておくと、色が変わるのはこのためです。速く冷やすと、酸化のスピードは
遅くなると考えられますが、1日程度置いておくのなら、酸化することに変わりはありません。
結論はどちらでも味は変わらないということになります。
また緑茶飲料大手の伊藤園によりますと、カテキンの酸化とともに風味は変わりますので、
素早く冷やして、すぐに飲んだ方が、入れたてに近いお茶を味わえるでしょう。
時間をおいて飲む場合は、冷やす時間の長短は味に関係ありません。
***************************************
臓器提供、同意必要な家族
(Q)
臓器提供意思表示カード(ドナーカード)を持って脳死になった時、家族の同意があって
脳死からの臓器提供ができるそうですが、家族とはどこまでを言うのでしょうか。
私は母の同意だけで提供したいのですが。
(A)
日本臓器移植ネットワークの菊地耕三・チーフコーディネーターに聞きました。
家族の範囲は臓器移植法の運用指針に基づいて判断します。承諾を得るのは原則として配偶者、
子、父母、孫、祖父母と同居の親族で、喪主または祭祀(さいし)主宰者が総意を取りまとめます。
母親以外の親族から異論が出た場合、現状では臓器の提供が困難になることが予測されます。
日ごろから臓器提供の意思を母親や同居の親族にしっかりと話をして、理解してもらうことが大切です。
***************************************
競技用水着の決まりは
(Q)
競泳の大会で、選手が着用する水着の面積や材質に関して制限はあるのでしょうか。
(A)
日本水泳連盟によると、国際水連や日本水連の競泳競技規則では、水着の面積や材質は
特に規定はありません。広告を除けば柄も自由ですが、裸はもちろんだめ。見苦しい形の
水着や透けている水着は「審判長の判断で大会に出場できない」ことになっています。
明確な判断基準はなく、審判長の判断となりますが、一般的に
「スポーツマンらしい格好で」(日本水連)と選手のモラルを重んじています。
***************************************
どたキャン…「どた」は土壇場のこと
広辞苑第五版で見出し語に採用されて話題になった言葉のひとつ。
「直前になって約束を破棄する意の俗語」と説明されている。
1992年ごろから使われだしたもので、流行語としても息が長い。
「どた」は「土壇場」、「キャン」は「キャンセル(契約の取り消し)」のことで、
和洋混成略語とでもいおうか。
土壇場は、斬首の刑場、仕置き場のことで、そこからせっぱつまった場面、
進退窮まった状態をいうようになった。
|