#30

シシトウの見分け方
(Q)
時々、すごく辛いシシトウに当たることがありますが、どうしてですか。
辛くないものの見分け方はあるのですか。
(A)
和歌山県農業試験場(貴志川町)に聞きました。
シシトウは、名前の通りトウガラシの一種で、形が獅子舞の獅子に似ていることから、
この名前があります。辛みの成分はカプサイシンと呼ばれる物質で、トウガラシに共通のものです。
この成分は乾燥し、温度が上がるとできやすくなることから、一般に夏場ほど辛いものが
出やすくなります。また春に植えた木が老化して弱ると、辛いものができやすくなります。
同じ木になっていても辛いものとそうでないものがあり、専門家でも見分けることは難しいものです。
種が詰まっている元の方が最も辛くなります。甘みのある種と掛け合わせ、
辛くない品種を作ろうとしていますが、うまくいっていません。***************************************
うりざね顔…真ん丸ではありません
色白でふっくらした、少し面長な顔をいう。
昔、日本で美人の条件のひとつとされた。漢字で書くと、「瓜実顔」。
瓜の仲間には、カボチャやスイカなど、真ん丸いものが多く、ちっとも「瓜実顔」じゃない、
と思われるかもしれないが、この実(さね)は果実ではなく、その中にある種のことだ。
「瓜核顔」とも書く。「核」は、正確にいうと、種子を保護している硬い部分を指す。
今度、スイカを食べるときは、本当に瓜実顔か、確認してみよう。***************************************
シュートの判断基準
(Q)
サッカーの試合でシュート数を集計していますが、どのようにカウントしているのですか。
(A)
Jリーグの判断基準(日本国内の試合)では、シュートとは「直接得点することを目的に
ボールに意図的にプレーした場合」で、ゴールを大きく外れた時などはシュートとみなされません。
ペナルティーエリアの外から打った場合、左右はゴールポストから11メートル(ゴールエリアの倍)、
上はクロスバーから5メートル(ゴールの約3倍)の範囲内ならシュートとされます。
またゴールキーパー以外の選手にはね返された時も、シュートとされないケースがあります。
その基準は、ペナルティーエリア外では3メートル以内にいた選手、ペナルティーエリア内では
「至近距離」となっています。ですから、ゴール前の混戦で打って、すぐ近くの相手選手の
足に当たった場合はシュートには集計されません。***************************************
利休鼠…白秋の歌で知られる
動物の鼠(ねずみ)の種類ではなく、色の名前。
「利休」は茶道千家流の開祖・千利休のことで、抹茶の色からの連想でくすんだ緑色を指す。
それがねずみ色を帯びたのが「利休鼠」。江戸時代に粋な流行色として愛好されたという。
北原白秋が作詞した「城ヶ島の雨」の中に登場するので、ご存じの方も多いだろう。
――雨はふるふる城ヶ島の磯に 利休鼠の雨がふる
雨の向こうに島の緑の木々と灰色の岩がかすんでいる様子が歌われている。***************************************
アカペラの語源
(Q)
歌手が楽器なしで歌う時、「アカペラで歌います」と説明します。
どうして「アカペラ」というのですか。
(A)
大阪音楽大学音楽文化史研究室に聞きました。
「アカペラ」とは、イタリア語の「ア・カペッラ(a cappella)」で、
「礼拝堂風に」という意味です。もともとは教会内で文字通り「礼拝堂風に」歌われる
合唱音楽のことで、伴奏のないものか、楽器が声と同じような調べを奏でるものを指しました。
より狭義には、ルネサンス期の教会合唱曲のうちパレストリーナ様式と呼ばれるものが、
「ア・カペッラ」と呼ばれました。
その後、次第に語義が広がり、19世紀以降は楽器伴奏のない声楽曲すべてを
「ア・カペッラ」というようになりました。さらにゴスペルやポップスなど
あらゆるジャンルに使われる言葉となりました。

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