#17

マルボウ
漢字と記号を組み合わせた、書類上の略記から新語が造られることがある。
その代表例が「(暴)マルボウ」である。この語は山村美紗『京都二年坂殺人事件』
第一章四(一九八七年)に「マル暴関係かな。リンチされたあと、殺され」と使われ、
警察の隠語で暴力団のこと。なお、暴力団のことを「マルB」とも言う。
浅田次郎『極道放浪記1』第三犯(一九九四年)に
「マルBです。ここはマルBです。」とある。
警察にはこの「マル〜」の語(筆者は「マル語」と呼ぶ)が多い。例えば「マル運」
は運転手。佐々淳行『目黒警察署物語』第四話(一九八九年)に
「被害者は渋谷区代々木の(運)(マルウン・警察用語で運転手のこと)」とある。
「マル害」は被害者。「マル公」は公安警察。『ムショの本』(一九九二年)に
「マル公(公安警察官のことを軽蔑(べつ)して警察内ではこのように言う)」とある。
「マル走」は暴走族。「マル被」は被疑者。警察隠語は「マル語」の世界である。
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降水確率の基準は
(Q)
降水確率の何%というのはどういう基準で出しているのですか。
(A)
気象庁によりますと、各観測点について、コンピューターで向こう24時間(6時間ごと)
と1週間(1日ごと)の大気の状態を予測します。これに過去の気象・降水データをあてはめ、
雨や雪が降る確率をはじきだします。各地域の確率は、観測点の平均値です。
この確率は1ミリ以上の雨が100回のうち何回降るかを示すものです。
1ミリの雨とは「乾いていたアスファルト道路がぬれて、くぼみに水がたまり、
傘なしで歩くとかなりぬれてしまう」量です。
降水確率は雨の強さや量を表すものではなく、降る時間の長さとも関係ありません。
6時間降り続けて1ミリになる場合と、初めの1時間で1ミリの雨が降り、
あと5時間は晴れる場合も区別されません。
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住宅の広さ
賃貸の狭さが平均下げる
「ウサギ小屋に住む働きバチ」と、日本人が海外から言われたのは、1979年だった。
同じ年のベストセラーには「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」があり、
生活を犠牲に経済大国へと成長した日本への危機感を表した言葉だった。
それから20年余り、日本の住宅事情はどう変わったのだろうか。
国土交通省の統計によると、新築住宅の平均延べ床面積は80年度の94・3平方メートル
に対し、2000年度は96・9平方メートルとそれほど変わっていない。
この原因となったのは、アパートなど賃貸住宅の狭さだ。一戸建てや分譲マンションなどの
「持ち家」はこの間に15%以上も広くなったが、「貸家」は逆に7・2%狭くなった。
98―99年の国際比較を見ても、日本の借家は44・49平方メートルと、アメリカの
113平方メートル、ドイツの76平方メートルなどに比べ、大きく差が開いている。
新築住宅
一戸当たりの延べ床面積
94・3平方メートル
(1980年度)
↓
96・9平方メートル
(2000年度)
*国土交通省の住宅着工統計から
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オペラ歌手なぜふくよか
(Q)
オペラ歌手は、どうしてふくよかな体つきなのですか。発声のためには豊満な体
の方がいいのでしょうか。それとも、舞台映えするからですか。
(A)
関西歌劇団の野口幸助理事長に聞きました。オペラ作品に出演するには、基本的に
体力が必要です。主役級になると、正味一時間以上歌うことになりますから、食事を
制限している人は体がもちません。しかし、声のボリュームは、体格ではなく声帯で
決まります。小柄でも、声帯が大きな人はしっかりした声が出ます。太った人が声帯
が大きいかというと、必ずしもそうではありません。
従来は太っているというイメージが強かったオペラ歌手ですが、最近は、体つきは
しっかりしているものの、スリムな歌い手が増えてきました。
細身の方がかえって、舞台映えするともいえます。
ホールに足を運ばれると、そうした変化に気づかれるでしょう。
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骨粗しょう症は生活環境や遺伝が大きく影響する
骨粗しょう症は、代表的な老年病の1つです。骨量の減少とともに、微細構造が変化し、
骨折しやすくなります。大たい骨けい部の骨折では、寝たきりになる可能性もあります。
胸腰ついの圧迫骨折は、折れた時には痛みますが、全く自覚せずに進行することも多く、
いつの間にか「身長が縮んだ」「背中が曲がった」という状態になります。
骨の中では古くなった骨が削り取られ(骨吸収)、次いで新しい骨で埋められて(骨形成)、
年に全骨量の2―10%が、新しい骨に置き換えられています。
女性ホルモンのエストロゲンは、この骨形成を促進し、骨吸収を抑制しています。
従って、閉経や卵巣摘出に伴うエストロゲン分泌低下や加齢による骨形成低下で、
骨粗しょう症が起こります。閉経後の女性に多い疾患ですが、必ず起こるのではなく、
栄養、運動などの生活環境や遺伝的要素が大きく影響します。
さて、骨粗しょう症の予防と治療は、どうしたらよいのでしょうか?
骨形成が活発な10代から20代は、カルシウム摂取と積極的な運動に努めます。
骨量が維持される30、40代の時期は、運動を継続します。
骨量が急激に減少する閉経から5年間の時期は、骨の健診を受けることをお勧めします。
医学の進歩で、今では客観的定量的に骨密度が測定できますし(DXA法)、
骨吸収の程度を知ることも可能です(尿中骨代謝マーカー測定)。
年に3%以上骨密度が減少する方は、骨粗しょう症の予防が必要です。
55歳以降は、過重のかからない適度な運動を継続し、骨粗しょう症と診断されたら、
骨量の増加と維持のための治療を受けます。
最近は、骨量を増やし、骨折を抑制する薬が使えるようになりました。
他の生活習慣病と同様、予防が大切な疾患なのです。
(高柳涼一・九州大教授 )

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