なるほど 10
本の2つバーコード
(Q)
どうして文庫本の裏に2つバーコードがついているのですか。
(A)
「日本図書コード」と呼ばれる番号をバーコードにしたもので、上が国際コード、
下が国内コードです。文庫本だけでなく、雑誌以外の出版物には必ず2つついてい
ます。国際コードは最初の3けたの「978」が本であることを、次の「4」は日本
語で書かれていることを示します。次の4けたが出版社名、その次の4けたが書名を
表します。国内コードは最初の「192」が税抜きであることを示し、次の1けたが
販売対象(一般、教養、専門など)、2けた目が発行形態(単行本、文庫、新書など)、
次の2けたは内容、あとは定価を浮オています。
国際コードは本の流通に便利なように、国内コードは書店などで陳列の際、分類し
やすいように、83年から採用されました。
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緑色なのになぜ青信号
(Q)
青信号はよく見ると緑色に見えます。子供から「緑色なのに青信号と
言うの?」と聞かれ答えに困りました。
(A)
日本交通管理技術協会発行の「信号機なんでも読本」によりますと、
1930年(昭和5)に初めて信号機がついた時は、法律の上では「緑
色信号」と呼んでいました。
しかし、色の三原色と同じように「赤・青・黄」と呼ぶ方が分かりや
すいことから、世間では青信号という呼び方が定着していきました。また
「青葉」「青物」など、緑色のものを「青」と呼ぶ場合が多く、青信号と
呼ばれたのでしょう。
戦後の47年(昭和22)になって、法律上も実態に合わせ「青信号」
と呼ぶようになりました。実際の信号の色は、71年以降に作られた信号
機は青に近い色に改められています。
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出場力士が奇数時の勝敗
(Q)
大相撲の取組で序ノ口から横綱まで出場力士数が奇数の場合、1人残った力士の
勝敗はどうなるのですか?奇数になるのは確率的に二分の一なので気になります。
(A)
日本相撲協会広報部に聞きました。幕内、十両の力士数がそれぞれ奇数の場合、
幕内には十両から、十両には幕下から一人上げることで調整しているため、幕下の
上位で、どうしても合わなくなることがよくあります。
そこで、ある力士は通常7番のところを8番取るようにして調節しています。
この時、勝った場合は成績に残しますが、負けた場合は、その勝負はなかったこと
にして記録しません。
幕下上位のところで調整しているのは、力士としての実力、体力面を考えてのことです。
最近は、本場所の途中でけがをする力士も多く、こんなケースがよく出てきます。
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ラッキーセブン…古今東西 願いは同じ
野球で一試合九回のうち、第七回目の攻撃を幸運の回とし、得点を期待するところから
「ラッキーセブン」という言葉が生まれ、この言葉が今日では日用語とさえなっている。
「七」という数を名数とすることは、古代ギリシャで紀元前七〜六世紀に実在した七人の
優れた統治者を「七賢人」と呼ぶことがあったが、「七」を名数としたり幸運の数とする
考えは、西欧よりもむしろ中国・日本において重んじられ、広く用いられてきた。
中国の春秋時代・晋代のそれぞれの時代の七人の賢人を「七賢」。仏教の教えを奉じる
七人の男女の僧を「七衆」。仏教でいう人間のもっている七種の感情を「七情」。仏語で
七種の宝玉を「七宝」などなど、「七」を名数とする言葉は数えきれないほどある。
わが国においても、東大寺・興福寺・元興寺・大安寺・薬師寺・西大寺・法隆寺を「南
都七大寺」とし、おのおのの寺院の山門・仏殿・法堂・方丈・食堂・浴室・東司を合わせ
て「七堂伽藍(がらん)」というし、室町時代には大黒天・恵比須・毘沙門天・弁財天・
福禄寿・寿老人・布袋和尚を福の神として「七福神」と称した。はじめはかならずしも七
福神ではなく、八福神であったり六福神であったりしたのであるが、これを七福神にそろ
えたのであった。
近世においても、羽柴秀吉が柴田勝家を破った有名な賤ヶ岳の戦で、大活躍をした秀吉
配下の部将を「賤ヶ岳の七本槍」という。近くは黒沢明監督の映画「七人の侍」がある。
これとても七人でなくてはならないということではないが、わざわざ七人に仕立てている。
民間では正月七日に「七草粥」を食べて祝う風がある。「春の七草」といい、せり・なず
な・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろの七種である。これに対して
「秋の七草」がある。はぎ・おばな・くず・なでしこ・おみなえし・ふじばかま・ききょう
の秋に咲く七種の代表的な花である。これら七種についても異説は生まれてくるが、「七」
という数に限定しようとすればこうなってしまう。
なお、「七」という数字についていうならば、『旧約聖書』の「創世記」に神エホバが
天地万物をつくること六日、その功を終えて七日目に安息した。神七日祝してこれをきよ
めたまえりとあるのによって説明される。ここから七日を一週とする慣行が生まれ、それ
に太陽・月・火星・水星・木星・金星・土星が配され、それが西域から中国、さらに奈良
・平安朝のわが国にも入り、平安朝には七曜暦が存在していた。
◆「初七日」など冠婚葬祭の期日にも
しかし、「七」を重んずるにはもう一つの理由があった。それは月の運行によって時の
移りを考えたので、月が満ちてはやがては欠け、再び生長して満月となる。この一周期が
「一月」である。この満月と満月との中間に月光が晦(つごもり)になり、また月立つす
なわち朔日(さくじつ)がある。この晦日(みそか)朔日と満月との二度の中間に上弦・
下弦の半月がある。そうして一月に四度の折り目を考えると、満月十五日、朔日、それに
七、八日と二十二、三日になる。すると最低の単位が七日ということになる。
ここから誕生の祝いに七夜に祝儀をもち、葬式の際も仏式では初七日や七七日に中陰の
法事を営んでいる。その他、神仏に対する祈願の期日に七日を単位としたり、祭りの物忌
(ものいみ)の期日も七日である。以前は温泉に浴して湯治するにも「七日薬効」といって、
七日を一まわりとした。
なお、「七人旅はするな」という言い伝えもある。それには「七人御先(みさき)」ある
いは「七人塚」など、七人の非業の死をとげたもの、恨みを残して死んだ七人を葬ったとこ
ろがある。その信仰がもとになって、七人旅は避けるようになったのである。この御先は逆
に苦難を防ぎ、守っトくれる神になるという信仰があり、ところによっては「境の神」
としても祭られている。
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訓令式ローマ字の用途
(Q)
小学校で習うローマ字は「sya、syu、syo」など訓令式ですが、
実際には「sha、shu、sho」のヘボン式を使います。
訓令式はどんなところで使われているのですか。
(A)
訓令式が使われているのは国立国会図書館や一部の図書館の蔵書目録、
海上保安庁水路部が作る海図ぐらいです。旅券や駅、道路の標識はヘボン式です。
文化庁によりますと、1954年(昭和29)の内閣告示で訓令式をメーンとし、
ヘボン式については「国際的関係その他従来の慣例をにわかに改め難い事情にある
場合に限り、差し支えない」として、併用を認めています。訓令式は37年
(昭和12)に標準化されましたが、戦後、連合国軍総司令部(GHQ)が、
英語の読みに近いヘボン式を使うよう強く求めたという経緯があります。
ヘボンはわが国初の和英辞典を著した米国人宣教師の名前です。
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