なるほど 8
干支…生活の目安 迷信も
日常的に「あなたは○年ですか」と「干支(えと)」を尋ねることがある。
また、年祝いのなかでももっとも重きがおかれる「還暦」の祝いも、生まれた
ときの干支が60年後にもどってくることから、数え年の61歳(満60歳)
を祝うのである。こうして日常生活のなかに干支の意識は根強く生きていて、
生活の時間・空間認識の目安となっている。
ところで、干支というのは十干と十二支の組み合わせによる暦法で、干は盾
の象形文字で干戈(たてほこ)、干城(たてしろ)などと用いられ、また若干、
如干(いくばく)などと使われている。支は枝分かれした短い真っすぐな小枝
を又で支えている象形文字で、支店、支流などとして用いられている。はじめ
中国で「十日十二辰」といわれたが「十母十二子」となり、後漢(25〜220
年)の時代に「十干十二支」となったという。
十干は甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つ
ちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸
(みずのと)で、日を数える数詞として用いられた。物を数えるときは指を折っ
て物と数を対応させるのがもっとも容易であるので、両手の指が十本あるので十日
を数える十干を考案したようである。
十二支というのは子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、
巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、
亥(い)で、本来は木星歳年法といって、木星が天空を西から東へ一年に十二
分の一ずつ回るので、毎年度における木星の位置を示す語として考案されたの
であった。そして太歳という神霊が木星とは反対方向に毎年度に宿る場所の名称
として十二支が配当された。その十二支が一年に月が十二回満ち欠けを繰り返す
ことにあわせて、月を数える数詞として使われるようになった。また、後漢の時代
に文字の読めない人々のために、それぞれ身近な動物を割り当てて、鼠(ねずみ)、
牛、虎、兎(うさぎ)、竜、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪(いのしし)をあてたのであった。
ところで「干支」を「えと」と読むようになったのは、中国の戦国時代(前4
03〜前221年)からである。それは十干に陰陽五行説を当てたからである。
甲・乙を木「き」、丙・丁を火「ひ」、戊・己を土「つち」、庚・辛を金「かね」、
壬・癸を水「みず」とし、甲・丙・戊・庚・壬を陽「え」、乙・丁・己・辛・癸
を陰「と」とした。この「えと」というのは陰陽を兄弟という対立にして、
兄弟(えと)としたのである。
こうした十干十二支を組み合わせると、甲申(きのえさる)、乙酉(きのととり)、
丙戌(ひのえいぬ)、丁亥(ひのとい)、戊子(つちのえね)、己丑(つちのとう
し)、庚寅(かのえとら)、辛卯(かのとう)、壬辰(みずのえたつ)、癸巳(み
ずのとみ)……となるのである。
◆時間・方位の組み合わせ
この十二支を月にあてる場合、正月を寅として順次あてはめていくのが暦の基本
であった。また、十二支は時刻を指すものに用いられ、真夜中を子の刻として一日
に十二支を配したのである。そのため昼の中心が午となるので「正午」という。そ
れから前を「午前」、あとを「午後」といい、その習慣が今日も生きているのである。
十二支はこうした時間認識だけでなく、空間認識にも応用され、方位にも用いられた。
その場合、北を子として全周に十二支を配した。するとちょうど真南が午になるので、
そこから子午線という言葉も生まれたのであった。したがって、東西南北を十二支で
いうと、北が子、東が卯、南が午、西が酉の方角になる。そして、それぞれの間を丑寅
(北東)、辰巳(南東)、未申(南西)、戌亥(北西)という方位の名もできた。
これらはもともと方位を指すだけの言葉であったのに、丑寅(艮)の方位を表鬼門、
未申(坤)の方位を裏鬼門などという家相の禁忌も結びついている。また、江戸時代
には小説や浄瑠璃、狂歌、川柳などでヒノエウマ(丙午)のことがしきりに取り上げ
られ、丙午の年に生まれた女は「七人の亭主を食ってしまう」という迷信が語られる
など、干支はいろいろの話題をよんだ。
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超ど級 ・〜・〜戦艦の名前に由来
漢字では「超弩級」と書かれるが、「弩」は当て字。
「ど」は、1906年に建造されたイギリスの戦艦・
ドレッドノートの最初の文字をとったものだ。
ドレッドノートは、従来の戦艦に比べ、大砲の数や速力
で大幅に勝り、攻撃力、防御力ともに優れ、一夜にして他
国の戦艦をすべて時代遅れにしてしまった。
この型式の艦を日本では弩級、それを上回るものを超弩級
と呼び、「けた違いに大きい」「ものすごい」という意味でも
使われるようになった。
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怒り心頭 ・〜・〜「心頭」は怒りの出どころ
激しい怒りを表す「怒り心頭」。この後に続く言葉は何だろう。
怒ることを表す「頭にくる」「頭に血が上る」などの連想から、
「心頭(心の中)」を怒りの行き着く先と解釈すると、「―に達
する」としてしまいがちだが、正しくは「―に発する」という。
「心頭」は、怒りの終着点ではなく、出発点なのだ。心の底か
ら怒りが出てくる、つまり「発する」のである。
ほかに、「怒り心頭に起こる」という言い方もある。
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架線から取った電気は
(Q)
電車には架線が1本しかありませんが、モーターを
動かす電気はどこへ行くのでしょうか。
(A)
近畿日本鉄道に聞きました。電車は1500ボルトの
直流電流を架線から取り、電車の中で交流にしてモータ
ーを回し、車輪を通ってレールに電気が流れていきます。
レールは2本ありますが、どちらも同じ働きをしています。
地下鉄の場合は、トンネルの断面積を小さくする狙いか
ら、架線方式ではなく、車体横の「第三軌条」と呼ばれる
3番目のレールのようなところから電気を取り入れています。
地下鉄との相互乗り入れ区間では、近鉄東大阪線のように、
地下鉄より後にできた路線では第三軌条方式、京都市営地下鉄
のように地下鉄の方が後からできた場合は、乗り入れる電鉄に
合わせ架線方式をそれぞれ採用しています。
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ウエットティッシュの製法
(Q)
ウエットティッシュはどのようにして作るのですか。
(A)
原料は不織布と呼ばれる素材で、文字通り繊維を織らずに布のように
したものです。ユニチカによりますと、その製法は綿の繊維を高圧の水流
で絡み合わせ、機械的に結合させます。不織布の中には合成のりで繊維を
結合させるものもありますが、ティッシュ用はのりを使っていません。
不織布はティッシュメーカーで製品の大きさに切断され、折り畳んだあと、
不純物を取り除いた精製水に浸し、容器に納めます。
ユニ・チャームの話では、成分として、容器のラベル表示に薬剤の名前が
いくつか書いてありますが、保湿剤やカビを防ぐための薬剤で、
湿り気をもたせている水は普通の水です。
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