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五郎「徳川爆風。」

翔「ちょっと発音変じゃないか?」


運動大会


翔「という話をしていたのに・・・」

俺はため息をついた。

翔「次の日曜日って体育大会じゃないか!!」

真昼「今気づいたのー?翔くんオッチャメー!!」

・・・・・・・・・

・・・いま、真昼がものすごく嫌な奴に見えた。

しかもお茶目って・・・ものすごい古い・・・

翔「だったらみんなに連絡しないと・・・」

真昼「もう連絡しておいた!!」

はやっ・・・

翔「・・・・ところで体育大会の練習とか種目決めとか無かったけど?」

真昼「僕達の高校では本番にならないと分からないようになってるんだ!!」

そんな学校本当にあるのか?

あったとしてもそんないいかげんな大会に大勢の人が集まるのだろうか?




当日


上は白いTシャツ、下は青いハーフパンツ、

ここまで体操服の人が多いと誰が誰だか分からないな。

今、教室で競技の組み合わせが配られた。

翔「百メートル、ハードル、借り物、組み体操、ダンス、大玉、騎馬戦、棒倒し、

  ・・・・・・・・・・ほとんど全てだ・・・・俺が出るの・・・」

俺は愕然とした。

厳選な抽選による厳選な振り分けで何も出場しないという人が出ないようになっているとはい

え、こんなに集中して俺に来ること無いだろう。

飛鳥「最後に部活対抗リレーがあるよ。」

頑張らねば・・・

飛鳥「聞いてる?」



開会式が始まり、校長のあいさつ。

校長「コレより体育大会をおっぱじめようぜ!!」

全員「うおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」

なッなんて熱気だ・・・

優一「ええと次は、競技にあたっての願い。」

・・・・・・願い?

うちのクラスの担任が台に上った。

担任「・・・・・・死ぬなよ・・・」

なぜかまわりの人たちの興奮が冷めた。

これほど冷めるものか?

生徒「・・・グスッ・・・ゆ・・・ゆうこぉ・・・」

泣き出す生徒までいる。

担任「・・・みんな・・・ゆうこのためにも一生懸命頑張ってくれよ・・・」

全員「はいっ!!!」

・・・・去年何があったんだ?

しかもゆうこって誰?

優一「では競技に移ります。100メートルの人はゲートに集まってください。」

いきなりか・・・

俺はしぶしぶゲートに向かっていった。

この大会は男女平等という事も兼ねて、学年性別関係なく競技が行われる。

だから俺にとって、一年生の女子などが一緒になればか勝ったも当然。

・・・・(と思った俺が間違っていた)


俺の相手は・・・勇希だった。

勇希「ああ、お手柔らかによろしくお願いしますね?お兄さん」

よし!!勝てる!!

俺はまだ二年生の中でも速いほうだ。普通の人には負けはしない。

しかも、見るからに勇希は運動がダメそうだ。

他に走る人も足は遅そうだ・・・いける!!

審判「いちについて!・・・よーい!!!」

パンッ!!!

いっせいに走り出した。

がすぐに・・・俺の横を何かが通り抜けていった。

それが何か分からないまま俺達は同じくらいにゴールをした。


俺は膝に手をついて息をついた。

翔「いったい・・・誰が・・・」

俺は頭を起こして相手を見た。

前にいたのは・・・

勇希「ふう・・・あまりうまく走れませんでしたね。やっぱりあんまり運動してなかったから」

俺は人は見かけによらないという事を身を持って知った。





翔「次はハードル・・・」

いかんいかん、こんなもので疲れてちゃやっていけない。

次の相手は・・・五郎・・・

何か嫌な感じが・・・

審判「いちについて!・・・よーい!!!」

パンッ!!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

見事一位でゴール!!!!だが・・・

誰も見ていない。

みんなが見ているのは・・・・・・・・・五郎。

なにしてるんだ?・・・・へっ?

五郎はハードルを丁寧に1個ずついちいち立ち止まり足で蹴り倒してから走っていた。

謎男。

モナカ「五郎くん!!頭いー!!」

その言葉を聞いてみんな「頭良いな」「あんな方法があったかー」とか言い合っている。

この学校の人たちみんな変だ。

なぜかその五郎は俺に続いて二位となっていた。

他の奴・・・何やっている・・・

ハードルは決勝に残れそうだな・・・





借りもの競争、紙にかかれているものを観客や生徒へ呼びかけてそれを借りてゴールする競技。

一番苦労をしたり、一番楽をする競技だ。

審判「いちについて!・・・よーい!!!」

パンッ!!!

われ先にと飛び込んだ俺が手にした紙には・・・

・・・・・・「一年一組のヤカン(コーヒー入り)」

翔「・・・・・・・・・!!」

俺は一瞬固まった。

翔「・・・・・・・すいません・・・紙変えて良いですか?」

審判員「(ふるふる)」

ちくしょう!!小説なんだから何か言葉に浮ケよ!!

俺は学校内に走っていった。



二助ェ後

翔「・・・・一位・・・・」

審判員「借り物競争、今年始まって以来の合格者が出ました!!皆さん拍手!!」

「わぁぁぁぁぁ!!!!!!」

パチパチパチパチ!!!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

神様・・・俺ってこんなことマジでやってるってアホなんですか・・・?

それともみんなが変なんですか?

あとでほかの借り物の紙を見てみると

「スリーアミ○ゴス」「あつあつのおでんの入った水筒」「ロシア風お好み焼き」など・・・

・・・・最後の何?




組み体操、・・・・・練習無しで?できるか?

先生「さあ!!ピラミッドだ!!!」

生徒「できるわけ無いだろー!!」

そりゃそうだ・・・・

先生「先生はお前達にいろいろなことを教えてきたはずだ・・・きっとお前達でもできる!!」

生徒「でも、誰が乗るーとか決まってませんよ?」

先生「心配するなー!!先生が乗る!!」

生徒「お前かい!!!」

先生「やっぱ、先生は、目立たないとナ?」

生徒「もういいよ、どうもありがとうございましたー。」

生徒、先生が出口のゲートへと走っていく。

翔「あ、おい!!今のなんだったんだ?・・・なぁ・・・おい!!」



ダンス・・・なんの?・・・

生徒全員がグランドへ集まっていった。

先生「さあ!!お昼前の楽しいひと時、ダンスパーティの始まりだ!!!」

そういうと学校全体の明かりが落とされ、グランドへのスポットライトのみになった。

そしてみんなは、カウボーイのようなカッコ、龍のきぐるみ、マラカスを持っている人、

いろんなものになりきった。

・・・・・・・なに・・・・・・・・これ・・・・・・・・・・・

生徒「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜マンタ!!!」

それを言うならマンボだろう・・・

飛鳥「それを言うならキャンでしょう!!」

ちがうちがうちがうちがうちがう!!!しかも意味不明だ!!




昼食


翔「えっ・・・運動会は・・・食堂やってないんですか?」

先生「ああ、昨日連絡したはずだが?」

うそだ・・・先生昨日は、

先生『明日は去年と同じような感じだーわかったなー?』

生徒『Oh Yes!!』

と言う会話しかしていなかった。

飛鳥「お困りのようだね・・・」

飛鳥・・・もしかして・・・

飛鳥「ご飯が食べたくても食べれない・・・そういうところでしょう。」

翔「・・・もしかして」

飛鳥「ああ、礼には及ばない、じゃあな!」

飛鳥は俺の前にあったテーブルの上に何かの袋を置いていった。

バサァ!!と横にかけてあったカーテンをひるがえし、飛鳥は去っていった。

翔「あいつ・・・いいやつなんだな・・・」


俺は袋を開いてみた。・・・・・・

すると・・・・・・・・

中には・・・・・・・・

翔「・・・・・・・・・」

スプーンフォーク一つ・・・ネコのマーク入り・・・

翔「・・・・・・・・・・あとでおいしかったって言ってどっかに隠してやる・・・」

真昼「おーい?翔?なにしてんの?あっさては・・・お昼食べれないんだろー」

翔「ご名答・・・スプーンフォークはあるんだけどな・・・」

真昼「じゃあ僕のをあげるよ!!」

ああ・・・真昼が天使に見えてきた。

真昼「じゃあね!!翔。」

真昼は去っていった。

真昼はどうするんだろうなーと思うが・・・ありがたく・・・

真昼からもらった弁当風呂敷をあけてみた。

・・・・・・・・・おはし・・・・

ああ・・・・・そんな気はしてたサ・・・・・・

向こうから来るのは・・・・五郎!!

五郎「どうした?」

翔「それが・・・・・・・」

五郎「この時間から考えると・・・なるほど・・・」

五郎は紙袋を渡してきた(極大サイズ)

そして去っていった。

五郎は大丈夫だろう・・・

紙袋を覗いてみると・・・

スプーンフォーク・・・ネコのマーク入り・・・・・・

・・・・・・・・流行?

俺が絶望していると向こうから、

真夏「どうしたの?」

翔「真夏か・・・実は・・・」

真夏「この時間からすると・・・」

はっ!!この展開は!!

翔「ちょっとまて!!俺はスプーンフォークもお箸も持っているからな!!」

真夏「なるほど・・・じゃあはい!!」

真夏が手渡してくれたのは手ごろな重さの弁当袋、

真夏「じゃあねー!!」

真夏は去っていった。

持つべきものは仲間や友達や部員だなぁと思いつつ弁当袋を開けてみた。

・・・・・・・・・・・・・ナイフ、食器、コップ・・・・

・・・・・・・そんな気はしてたさ・・・・・・

俺が絶望の淵に落とされ脳みそがカオス状態になっている時、

勇希「?どうしたんですか?」

翔「勇希か・・・」

勇希「もしかして・・・昼食が無いとか?」

翔「それだ!!!」

勇希「よかったーひとりで食べるのはどうかって思ってたんですよー」

翔「じゃあ・・・」

勇希「はい。一緒に食べてくれますか?」

ああ・・・神様は俺を見放してはいなかった。

ありがとう!!神様!!そして勇希!!

勇希「えっ!!じゃあ、食堂開いてないんですか!?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんなことになるとは・・・想像・・・・・・・してたさ・・・・・・・・・




続く

















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