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その他
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薬のはなし


■薬について
■薬の名前
薬には、それぞれ公的な名前がつけられています。日本には約3千もの大小の製薬会社があり各会社はそれぞれの製品に会社独自の名前をつけてほかの会社のものと区別しています。A病院では「デプロメール25mg」を処方されていたけれど病院が変わりB病院では「ルボックス25mg」を処方された。全く違った薬を処方されたように感じますが実は両方ともフルボキサミンという薬で製薬会社が違うために「商品名」が違うのです。以前に飲んでいた薬と名前が違うから…と勝手に飲むのを止めたりせずに主治医に聞いて充分に説明を受け納得して服用するようにしましょう。
薬は、味やにおいのためにそのままでは服用できないものが多く、加工をすることによって飲みやすさや、吸収、作用が続くものにしたり、副作用を防ぐようにして使用しやすい形にしています。このできあがったものを「剤型(ざいけい)」と、いいます。


■裸錠(らじょう)
粉の薬を圧縮したり、型に打ち出して作ったもの。溶けやすく吸収されやすいために効き目が速くあらわれます。錠剤の中央にわれめがついているものがありますが、これは、量を調整したときに割ってつかいます。

■糖衣錠 (とういじょう)
薬の安定性や味などによって飲みにくいときに。砂糖などでおおったものです。

■腸溶錠(ちょうようじょう)
薬の成分には、胃の中で溶けると効き目が失われるものや、胃を強く刺激するものがあります。このような成分が胃で溶けてしまわずに、腸に届いて効き目を発揮するように、胃液に負けない特殊な膜でおおった錠剤です。

■徐放剤 (じょうほうざい)
1日1回から2回のんでも充分に効き目のある薬が最近、出ています。薬に工夫おして身体の中でゆっくりと効果が出てきて効き目を長くするようにしたものです。この種の薬は、錠剤・カプセル剤などさまざまな形態のものが開発・研究されています。主に慢性の心臓病やアレルギー性の病気に多く使われています。

■カプセル錠
そのままでは口の中に広がって、飲みにくい味やにおいなどの刺激性が強い薬や錠剤として固められない油のような薬をゼラチンで出来たカプセルに入れたものです。

■散剤
散剤は、いわゆる粉薬のことです。高齢者の方や小児にとっては錠剤やカプセル剤よりも飲みやすく、またそのときの様子によって薬の量をきめ細かく調整でいたり、胃腸の中で薬が広がりやすいなどの特徴があります。

■顆粒剤
顆粒剤は、薬を大きさのそろった粒状に加工したものです。味のよくない薬を薄い膜でおおったり、膜の厚みなどを変えて薬が溶け出す時間を調節しています。

■薬の保管方法と用語
■特徴と注意点
※錠剤=錠剤は、飲む量を正確にすることが出来、保存・持ち運びに便利などといった長所があります。かんだり、つぶしたりすると効き目や味がかわることがありますので、必ずそのままの形で飲むようにして下さい。
※カプセル錠=カプセル錠は、そのままでは錠剤に比べて湿気、熱、衝撃などに弱いので保存や取り扱いには充分に注意してください。また、カプセルをはずしたりつぶしたりして使用をしないこと。苦味や悪いにおいが生じることがあります。
※散財=変化をうけやすいので、高温で湿気のたかいところや、光の当たる場所には置きっぱなしにしないようにしてください。
※保管場所=小さな子どものいる家庭では、子どもの手の届かない所に保管してください。不要の薬を捨てるときも子どもの目に触れないように処分をすることが大切です。
※容器の入れ替え=薬を別の容器に入れ替えることは、内容や使い方が分からなくなり、誤飲や事故のもとになります。
※有効期限=薬には有効期限がついているものがあります。期限の切れてしまった薬は捨ててしまいましょう。また、古い薬や外側がおかしくなっているときは、使用する前に医師・薬剤師に相談してください。


■用語について
※頓服薬とは…1回使用し、痛みや腫れなどを改善させて、よい状態にさせる薬のことです。これには鎮痛薬、下剤、解熱薬などがあります。
※毎食前とは…一般に食事の約30分前のことをいいます。これには胃の粘膜に直接作用させる効果があります。食べ物と一緒になると効き目が落ちてしまったり、薬の吸収が妨げられるといったことがあります。
※毎食後とは…食事をしてから30分以内のことをいいます。胃の中に食べ物があるために、胃腸障害を防ぐことができます。
※毎食間…食事をしている間のことではありませんので注意してください。これは食事をして2時間後のことをいいます。この時間帯になると、おなかの中の内容物が少なくなりますので直接胃や小腸に働き、粘膜を守る薬が多く使われています。

■使用するときの注意点
■薬をおすそわけしない
医師からの薬は患者さんの病気の様子、体質、年齢、体重などの条件によって処方されています。また同じ薬でもいろいろな使い方をします。同じような病気であっても、人により薬の内容が違う場合がありますし、同じ薬であっても使用の目的が違うことがあります。似たような症状でも、全く違う病気であることがよくあります。自分の薬を他人にすすめることは、とても危険なことなので「おすそわけ」は絶対にしないようにして下さい。

■飲み薬は水で
薬は充分な量(コップ一杯ぐらい)の水、または白湯で飲むようにして下さい。薬だけで飲むと口の奥または食道にくっつきやすく、そこで薬が溶けて潰瘍をおこすことがあります。アルコール類で薬を飲むと、より効果が強くなったり、副作用が出やすくなり危険です。お酒で薬を飲まないで下さい。

■指示どうりに
薬には、分量・回数・期限などが指示されています。必ずその指示を守ってください。薬が効かないといって、多くの薬を一度に飲うといったことは絶対に止めてください。

■そのままで
薬には、苦味やにおいを防いだり、また副作用を防止するために、それぞれの剤型で作られています。錠剤、カプセル剤は噛んだり、つぶしたりせずにそのまま飲みましょう。

■勝手に中止しない
症状がよくなっても、病気が治りきっていないことがあります。自分の判断で薬を勝手に中止しないようにして下さい。また中止したい時は、必ず主治医に相談するようにして下さい。

■薬を見せて
他の病院での薬、薬局で買った薬などをのんでいて、医師に診てもらう時には、飲んでいるくすりを見せるか報告をして下さい。医師の出す薬とかちあう可能性があります。また、いつも使っている民間薬、漢方薬なども報告してください。

■薬の副作用
■副作用
薬の作用の中には、その薬を用いる本来の目的にそった作用以外に、ほかの作用もあるのが「普通」です。この場合、そのときの使用目的にそった作用お「主作用」、それ以外の作用をすべて「副作用」ということになります。しかし、副作用というのは、あくまで通常の用法、用量で使ったにもかかわらず、好ましくない作用(例えば発疹・吐き気・頭痛・便秘・めまいなど)が現れた場合をいいます。また、「副作用」といわれているものには、その薬が本来もっている作用と結びつくもの(誰にでも起こりうる)と、まったく結びつかないもの(ある特定の人にしか起こらない)があります。「何か変だな…」と感じたときは、かかりつけの医師に相談するようにして下さい。

■医師に伝える
副作用を出来る限り防ぐためにも医師とよく相談することが大切です。
※今までに薬や食物、化粧品などでアレルギーが出たなら、そのことを医師・薬剤師に伝えてください。
※診察を受けるときに、今の状態、今までかかってきた病気、体調などを詳しく伝えてください。
※現在飲んでいるよそからの薬、または最近まで飲んで使用していた薬の報告をしましょう。
※薬を飲んでいて気になる症状が出たときには、勝手に服薬を止めたりせずに医師に相談して下さい。